国際競争力って難しそうに聞こえますが

最初に言い訳を

門外漢のでたらめな知識で推察した内容ですのでツッコミどころ満載だと思いますが農家の所得保障とか先細りを助長するような話しか聞こえない農業関係施策にあえて突っ込みを入れてみたい。という考えで即興的に考えてみました。

 

 

お米の話が真っ先に出て叩かれる事が多いですが、国際競争力がどうやったらつくのか?を農業関係者が考えてやっている。という意見が世の中の人に見えないから農協を悪者にして叩かれているのかな?と感じます。

 

■いい方向に進むには?

「日本米」を国際的なブランドに育て上げる事を目標にする。

といったことをこれからも時間をかけて

稲作関係者が目に見えて努力している姿が見えれば。

関税撤廃しても最終的には日本米が生き残る。という自信が持てるまでに努力をすれば

多くの人が助けてくれるのではないかと思います。

 

現状経済に寄与する金額の割りに補助金が膨大なので叩かれやすいのだと感じますがどうでしょうか?

 

■農薬と農協の問題

農協は農家の人に農薬を販売しています。

買い取るお米には指示された作り方で作っていないといけないそうです。(子供のころに親に聞いた話なので変わっていたらすみません。)

そのころは農薬を売れるように農協がそんな縛りをしている。と感じました。

ただ、それらによってお米の品質が保たれているならそれを前面に出すことができるのではないでしょうか?

日本でお米を作るのに使用されている農薬は輸出国の農薬の規制を当然守れています。とか。

農薬の品質は販売している農協が管理しているため万全です。出荷前のお米の品質検査もこのようにしています。とか。

日本で収穫されてから日本の港を出るまで保管はこのようにしていますとか。

国際標準的な品質管理を導入して分かりやすい表示にするとか。

そういった安心できる食品つくりは国内だけでなく国外でも興味をもたれる内容であるし魅力に直結する内容と考えます。

 

■生産規模について

春先に実家に帰ったら耕していない田んぼが半分前後くらいに見えました。

休耕地というよりは作り手がいないので作れない土地といったところでしょうか?

それらの土地と取りまとめてお米を作れるのなら生産量は倍になりますよね。

自分の親は退職金で1000万単位で農機具の更新をしていました。10年ほどで償却できる計算で20年ほど使うつもりのようです。ただし、今のところ兼業農家なのでそれほど多くない面積を耕しているだけの計算です。

米価を半分にして国際競争力に見合う価格であるなら同じ機材を使って倍の面積を耕すことができれば現時点で価格に関しては張り合えるのではないでしょうか?

消耗品もスケールメリットで安くなればそれだけコストが下がりますよね?きっと

そして安心できる品質、日本米というブランド力が世界の消費者に認知されれば需要の増大に伴い国際的な価格も高値を付けやすくなるのではないでしょうか?

 

減反政策で土地があっても作ることができない農家の人にはチャレンジする気になりませんかね?

 

■実際に道筋をつけるには

輸出先の国に対して

農薬に関する決まり(日本との差異)の調査

農作物に関する品質に関する表示や決まり

市場規模、需給状況から想定できる販売価格、販売量

日本米(食)が安全、おいしい、ヘルシーといったPR 

 

国際的な農業の枠組みを引っ張る

農業技術に関する事柄、禁止農薬に関する事柄など

日本にとっては頭の痛い放射性物質に関する検査など

 

いろいろな点で頭を使って働く必要性が当然出てくると考えます。

そのあたり農業系組織や議員の先生が方針の策定や人員などのリソースを割り当て手配を担当する。すでに農機具を輸出しているメーカーの現地オフィスを間借りして現地拠点を開設。情報収集、現地折衝などを行う。

などとやれば比較的安価に国際的な対日本の窓口ができるのではないでしょうか?

そういった交渉ごとに補助金が使われ将来的な「日本米」の需要創出ができれば農業に関する補助金の使い方としてある程度納得が得られるのではないでしょうか?

 

米価を半分にしても上記施策で国内需要+国際需要の総計が現在の2倍、5倍、10倍、100倍と増加すれば自然と半分の米価から金額が上がっていくことになると想定します。

(将来的に日本の人口が1億を割ってくる。全世界の人口が100億に近づく?なら100倍は無理でも日本の需要の3分の1程度世界各国へ興味を持ってもらえれば20倍超えはできるんじゃないでしょうか?)

 

日本米を日本車、日本の工業機器に置き換えれば経済産業省が昔やってたことを農水省がやりませんか?という感じですかね。

 

日本米のブランド価値が国際的に認められ、日本の農業が生産調整などしなくてよくなることを期待しています。GDPの10%を農業で盛り返す。は夢物語ですかね?(2010年前後で1%前後みたいですね)

TPP参加のキャスティングボートを握る日本の農業はGDPの0.9%、就業者数の3.8%の極小産業|News&Analysis|ダイヤモンド・オンライン