1ドル10円の世界
1ドルの価値は年代によって肌感覚が異なるのかもしれません。
私が子供のころはニュースで1ドル150円を切ったくらいだったかな?
それでも金本位で固定相場だったころは360円から見れば半分以下。
80円を切っている昨今はさらに半分といったところでしょうか?
このまま円高になる要素もあれば、円安に振れる要素も当然あるわけですが。
いつまでこのまま円高になるか?
はいろいろな立場の人にとっての希望的観測も付いて回る感じがして話すに値するとは思いません。(専門家が今年の年末の株価、円ドル水準など予想しても意見が異なるように結論が出ない。出てもそれ自体に意味がない。)
ただし、リスクヘッジの前提としていろいろ想定することは重要ではないかと考えます。
円高に振れるペースがここ数年のペースであと数年続いたら。
50円突破?30円?20円。
個人的には1ドル100円が計算しやすかったので、飛んで1ドル10円の世界を
1ドル100円の世界と比較すると思考ゲームとして面白いのでは?と考えました。
1ドル100円の世界
資産・収入
金融資産 1000万円<->10万ドル
年収 400万円<->4万ドル
価格
高級腕時計 150万円<->1.5万ドル
上記の金額を1ドル10円の世界で考えると
資産・収入(円側をそのままでドル換算)
金融資産 1000万円<->100万ドル
年収 400万円<->40万ドル
価格(ドル価格がそのままで)
高級腕時計
15万円<->1.5万ドル
外国製高級品が比較的お安く購入できます。
4000万円の高級車が400万円の一般車並に買える世界とか。
当然そうなると日本の製造業は衰退する。という話が日本では通説ですが。
農業の衰退を保護でどうにも出来ないように、製造業を保護しても同じ道を
たどることになるのでは?
そうなるとサービス業で日本に人がいないといけない職種がメインで
日本人は就業する形になるのかな?
ネットで代替できること(テレビ電話形式で英会話レッスンとかはすでにそうみたいですね)
はインストラクターを日本以外の人がすれば安上がりで済むから日本人の職としては難しい。
また、海外企業から見れば、日本企業の資産(日本国内不動産、円資金など)が
相対的に魅力となる。また、縮小を続けている日本市場であっても一部でも取り込めていれば
ドル換算で儲けが大きくなる要素が大きくなるなど考えられる。
となると、円高=>輸出主体企業の株下落=>買収されて企業資産換金されてポイ捨てとか?
頭のいい人は考えるのかな?
普通にすでに日本支社を持っている外資企業は日本シェアを増やす=ドルベース利益UPで今まで以上に重視する?かな?
ん?そうなると、日本語できる優秀な人がドルベース高給を目指して日本に大挙してきたら、人口増えて、日本の人口とか増えるかな?
すでに金融資産が円である程度ある人はドル換金して悠々自適生活も出来るか?
日本国内で円を稼ぐ人は、広がらない日本市場でがんばるか?
ドルベースでは広がっても円ベースでは縮小(市場規模が広がる以上に価値が下がる?)
海外市場でがんばるのか?どちらもつらい選択肢になりそうですかね。
ドル円相場の1ドル10円から11円になるか。9円になるかでFX的な人がハイリスクハイリターンの度合いが増え淘汰されるか大成功するか。のるかそるか的になるとか。
落ちとしては
1ドル1円の世界は怖くて想像できませんが空母が1隻10兆円していた世界でも
10兆円(100円/ドル)<->(100億ドル)<->100億円(1円/ドル)と
1兆円で空母10隻とか。目指せ軍事大国w的なギャグもw
寝る前にお題を思いついて夜中テンションで書き上げてみた。(おかげで寝れないw)